営業は最大のリモートワークである

リモートワークというワードがちょっと流行ったタイミングがあった。

 
 

しかし、わざわざリモートワークって言い方するまでもない。

 
 

営業と言う仕事を例にとった場合、以前から実はリモートワークだった。

 
 

これは、以前からそうだったものを、わざわざ新しい呼び方にして、なんとなく新しい気分になっているだけなのである。

 
 

営業で直行直帰をしないにしても、朝会社に出勤。

 
 

事務処理をして出かける。

 
 

夕方帰ってきてで何かの書類とかの処理をして帰る。

 
 

この場合、事務所にいる時間が毎日2時間3時間だったりする。

 
 

累計3時間。実質それぐらいの時間しか、ノンリモートワークの時間というのは存在しない。

 
 

つまり、「リモートワークが良いのである」とか、「もっと自由な働き方をするべきだ」とか議論する前に、じゃあなぜ昔からネイティブリモートワークだった営業が自由じゃないと感じるのか?

 
 

というところをもうちょっと考えてみると良いのではないだろうか。

 
 

まぁむちゃくちゃ自由に時間を使いながら数字を上げていて、かつ大きな不満がなくバリバリ働けている営業マンがいる。

 
 

その一方で数字が出ていなくて、厳しい上司にマイクロマネジメントをされている営業マンがいる。

 
 

よくあるパターンとしては以下のような傾向がある。

 
 

マイクロマネジメントの結果、コミニケーションのために差し出している時間の総量が増える。

 
 

営業に集中することができなくて営業成績も残せていない。

 
 

これは個人の営業マンスキルが、どちらかの営業マンが突出しているというわけではない。

 
 

同じ営業であっても、クライアントを見ているか、上司を見ているかという、「見ているポイントが全然違うから結果も変わってくる」というシンプルな話になる。

 
 

つまり、社内営業に力を入れるか、社外営業に力を入れるかという2択である。

 
 

上司に怒られないためにどう行動するか。

 
 

そのプライオリティが高い人というのは、往々にして客先への対応が疎かになりがちである。

 
 

もちろん、これはシーソーのように「あちらを立てればこちらが立たず」というお話ではない。

 
 

両方を立てるには、うまく「上司を巻き込む」というのが肝である。

 
 

ここら辺のノウハウは長文になるので、別途記事にしてみたい。

 
 

話を元に戻すと、営業という仕事は大昔からリモートであったにも関わらず、社内営業に時間を投下している結果、営業成績が残せない営業マン。

 
 

その状況を打破しない限りはどれだけ働き方が変わっても、関係性は変えられない。ということになる。

 
 

例えば、電話やメールでの報告を執拗に求めてくる上司への連絡手段がLINEになったところで、より一層面倒になる。

 
 

世の中が便利になればなるほど、上司への報告が面倒になる。

 
 

見えれば見えるほど、上司に突っ込みポイントを与えてしまう。

 
 

ここでは、あえてこういう営業マンがどうやれば解決するかを書かない。

 
 

なぜなら、世の中には課題解決を謳う記事がそこかしこにある。

 
 

ちょっとググれば5秒で、実はともかく答えにたどり着けるだろう。

 
 

つまり、ネット空間には良質な問い、の何百倍も「とりまな答え」が溢れている。

 
 

なぜなら地球上、唯一無二の検索エンジンであるGoogleの上に乗っているビジネスは、ただひたすらに答えを提供するのが正しいからである。

 
 

しかし、だからこそ答えよりも良質な「問い」の方が重要度を増している。

 
 

重要な問いと出会って、まずは自分で解決法を考えるスキームを持つことを推奨したい。

 
 

リモートワークと謳っている時代にも変化し得ない、営業という仕事の面倒な上司とうまく付き合う方法とは?

 
 
また、別の機会にこの答えを書くことにする。

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