労働のフィットネス化 | オンラインサロンはお金を出して働く感覚のロールモデルだと思う

 
 

オンラインサロンは古くは2012年くらいからの歴史があって、2017年くらいに一気に盛り上がってきた感を感じています。

 
 

最近はオンラインサロンは「大人のための塾」だったり「起業するための学びの場」だったり、いろんな表現で語られています。

 
 

もちろんサロンごとの取り組みは固有に違っているので、それぞれだと思います。

 
 

サロンの中では、発足後の役割分担が形作られていって、飲み会の幹事だったり、ライターであったり、管理人のサポートだったり、それぞれの立場が決まっていく傾向があります。

 
 

オンラインサロンはサブスクなので月額で数千円程度の金額を月額で払いながら、サロン内でも仕事をしているわけです。

 
 

つまり、かんたんにまとめて言ってしまうと「お金を払って働いている」ということになります。

 
 

これは、サラリーマン市場や労働集約型のモデルではありえない話ですよね。

 
 

完全に読み物としてのサロンで、情報を閲覧するだけの使い方もありますが、コミットメントを高くしたり、価値ある情報を自分がギブするようなスタンスが歓迎される風潮があるのは確かです。

 
 

しかしこの「お金を払って働く」というスタイルは徐々に広まり、やがては一般的に金銭を支払って働く人類がデフォルトになる可能性が高いと思っています。

 
 

人はすでに金を払って身体を動かしている

 
 

人間社会の中でフィットネスジムのように、わざわざ運動するためにお金を払うというのも、一昔前から考えればおかしな話です。

 
 

しかし、狩猟採集や農耕社会から近代、現代になって日常の中で運動する機会が無くなると「お金を払ってでも運動して健康を維持する」ということに抵抗がなくなったわけですね。

 
 

そのように考えると、人間が働かなくても良くなるであろう未来には、仕事が無いと生きられないという人間が続出して、お金を支払って仕事をするようになるというのも、とても理解しやすいお話ではないでしょうか。

 
 

つまり、「労働のフィットネス化」です。

 
 

こうなると、仕事がマストで高い結果を得るためのものではなく「自己実現」や「自分で設定したミッションをクリアする」という趣旨のものに変わってきます。

 
 

その世界の中では、うっとうしい上司や気の合わないクライアントに媚びへつらうこともありません。

 
 

2018年はオンラインサロン元年だった

 
 

これまでにもオンラインサロンは存在していましたが、社会に対して顕著に現れ、広く一般的に認識され始めたのは2018年だった気がします。

 
 

テクノロジーの進歩が社会実装される速度に比例して、労働のフィットネス化が進んでいくのでは無いかと考えている新年です。

 
 

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