若い間は引っ越ししまくった方がいいですよ!
これは圧倒的にオススメです。
私は新卒で社会人になってから、12年間で10回も転居しました。
簡単に以下のような感じです。
- 実家住まいから社会人をスタート
- 大阪市内でひとり暮らし
- 転職で東京都内の会社の寮生活
- 千葉県市川市に引っ越し、このとき結婚
- たった1年で離婚して同じ市川市でひとり暮らし
- 転勤で仙台でひとり暮らし
- その後、仙台で彼女と同棲
- 転職して大阪市内で暮らす、彼女と結婚
- 部屋が狭いので近くの物件に引っ越し、子供が生まれる
- 転職して仙台に家族で移住
偶然や変化も重なって数えると12年で10回の転居、平均1年2ヶ月くらいで引っ越しし続けているという計算になります。
めちゃくちゃ引っ越ししまくっている私ですが、後悔は全く無くむしろ「引っ越し回数は生活の楽しさと比例する」と名言できます。
なんでみんな引っ越ししないの?
本気でそう思います。
若いのに引っ越ししないなんて勿体無いなーと。
少々かたよった見方かもしれませんが、引っ越しする際のデメリットなんて、金銭的なもの以外あんまり無いんじゃないかなーと思います。
そもそも、社会人の多くの独身の方は生活に退屈している人って多くないですかね。
日本型サラリーマンで毎日やっていることにあまり変化がなければ、モチベーションも鈍化して、生活の変化を感じにくくなるという仮説がございます。
では、みんなだいたい何回くらい引っ越しているのでしょうか。
日本人の平均引っ越し回数は3回程度
国立社会保障・人口問題研究所の2017年におこなわれた「第8回人口移動調査」の世帯ごとの平均引っ越し回数は3.04回となっております。
Source:国立社会保障・人口問題研究所
また、年齢別に見ると50-54歳の方が最も多くそれでも4回程度となっています。
Source:国立社会保障・人口問題研究所
ココ最近ではシェアリングエコノミーも定着してきていて、we workなどのシェアオフィス、メディアの影響もあってシェアハウスなんかも一般化されてきているので、一部の若年層では流動性が高くなってきているのは感じますね。
実はほとんどの人は今の生活環境に慣れすぎて退屈している
仮に社会人の30歳だとして、ずっと同じ実家で30年間過ごしているとすると、生活基盤として得られる情報は引っ越しが多い人と比べるとどれくらい変わるのでしょうか。
今の時代はスマホが中心なので、環境の変化に関わらず見るデバイスが変わらないので取得する基本的な情報の質が変わらないという側面もありますね。
しかし、オンライン上での情報取得以外の全ては引っ越しによる環境の変化で目にするものや聴くものが全て変わります。
経年での同じ場所の環境の変化要因を除けば、10年で1回も引っ越ししない人と10年で10回引っ越しする人とでは、得られる情報量が1/10ということもありえます。
では、なぜこんなにも引っ越しをみずからしたいという環境の変化に積極的な人と、そうではない人の差が生まれるのでしょうか。
最初から引っ越しが好きな人はごく少数で、途中から引っ越しが楽しくなる
そういう私も、最初から環境の変化や引っ越しが楽しかった訳ではありません。必要に迫られて引っ越しを繰り返している間に「これってめちゃくちゃ楽しい!」となったのです。
だいたい、社会人になってから3-4回目くらいからですかね。
引っ越しが楽しくなると、もうそこからは止まりません。
定期的に引っ越さないと1-2年くらいで退屈してきます。
ちなみに、私の場合は社会人になってから一番長く住んだ場所で2年半くらいでした。
刺激=環境の変化であるという事実
引っ越しを経験して、住む場所も地域も変えていくと自分が育った文化との違いを明確に感じます。
これは旅行では感じることができない、その土地らしさや人柄、文化や感じるものが違います。
また、その場所に住み慣れるに従って自分がその土地の文化を引き継いでいるなーと感じたり、話かたや方言が変わってくるのが楽しくなります。
もちろん、その土地での人との出会いもとても楽しいものです。
もし、一度も引っ越さなかったら?
今では到底考えられないくらいに引っ越したからこそ今の自分が形成されていたのだとわかりますよ。
結婚して子供が生まれると引っ越ししにくくなる
引っ越しは独身で身軽な時期の特権、むしろ第二の青春である!とも言えます。
やはり結婚したり子供ができたりすると、奥さんの意思も尊重する必要がありますし、大人が2人とも環境や仕事を同時に変えるのはそれなりに大変だったりもします。
子供が学校に通い出すとなおさら動きづらくなりますね。
だから独身のうちに自分で住むところを決めてどんどん引っ越しましょう。
独身の間に引っ越しするタイミングは1-2年に1回くらいがベスト
引っ越したいと思い始める、その生活感への怠慢を感じるのが私の場合1-2年の間にくることが多いです。
少なくとも引っ越しした場所で四季の変化を感じて1年を通して暮らしてみると2年目のイメージが湧いてくるんですよね。
2年目のイメージが湧いたら、「次はもっとこういう生活にしよう!」と思って環境ごと変えるのがおすすめですよ。
地域性の違いによる多様性を実感できる
TVではメジャーな番組で秘密のケンミンSHOWがあって、毎回都道府県ごとに出演者が変わって様々な都道府県の魅力をPRしていますよね?
しかし、引っ越しを繰り返していると気づくことがあります。
「同じ県、同じ市内であっても地域性は全く異なることが多い。」ということです。
それは長く住み慣れた環境で、その土地の地元の人であればみんな知っているようなことです。
しかし、自分が全く知らない土地に関してイメージするとなんとなく県ごとに雰囲気が変わるようなイメージってありますよね。
例えば、北海道に行ったことが無い人が紋別と釧路の雰囲気の違いを感じずに「北海道は北海道でだいたい似た雰囲気を持っている」と感じてしまいがちです。
そう考えれば、同じ市区町村内での引っ越しであっても全く違った地域性や雰囲気、歴史を持っていることも少なくないということがわかります。
引っ越しの必要性を感じていなくて今の生活が心地よいという場合、まずは同じ市区町村内で違った雰囲気を持つ土地に引っ越してみてはいかがでしょうか。
同じ市区町村であれば転入届や転出届などの手続きも簡素化できますしね。
持ち家は必要ない
これまで引っ越しの重要性について見てきましたが、それに関連する部分で最終的に、大半の人にとって持ち家は不要だということです。
この記事を書いている段階で40代よりも下の年齢の方は少なくともそうなると思います。
現在でこそ主な使用デバイスは皆さんスマホですが、5Gの世界がやってきて、スマホがメガネ型のグラスウェアに変わって、バーチャル空間で人と接する機会が増えて、むしろ対面で人と会う必要性が薄れていくことは予想されます。
また、すでに日本の住宅は余っている状態である中でこれからの日本人の人工は減少傾向になるので、より一層空き家は多くなってくるんですよね。
それなら、持ち家というリスクを取らずに安価にいろんなところに住んだ方が「リアルに経験できる量」としてお得だと考えてます。
最後は少々大きめのテーマになりましたが、皆さんは引っ越しや今後の住まいについてどうお考えでしょうか。
では。