多くの家庭では、育児そのものを目的にすることは無い。
「育児は問題なく進んで、子供が成長して当たり前だ」とほとんどの日本人は思い込んでいる。
これは、家庭生活を営む上での巨大なストレス装置になり得る。
そもそも、育児というのはきわめて先の読みにくい、仕事以上にクリエイティブな行為である。
なのに順調いくという思い込みを持っている状態は、もはや中二病のようなものである。
この思い込みが原因で、何か小さな問題が起きただけで、ものすごいストレスに感じることがある。
さらに、このストレスは生活のあらゆるシーンで「掛け算」される。
この他にも、周知の通り数え上げればキリがない。
働き方や自分の将来を見直す昨今、「サラリーマンをしながら副業収入をあげたい」という人が増えた。
目標に向かってチャレンジをするとそれ相応の時間の確保というのが重要になるが、1番多くの人が達する挫折するポイントでもある。
例えば働き盛りの30代でサラリーマンが副業収入を上げたいというタイミングで、子育ても非常に時間が取られるタイミングになっていたりする。
子供の面倒をみるということが最低限必要になってくる生活の中で、本業と副業と育児をやりきることが物理的に不可能になってきて、最も諦めやすい副業を諦めるというパターンが最も多いのでは無いだろうか。
やりたかったことを諦めるという結果に至るか否かは本人の意思決定次第ではあるが、諦める場合その過程で多大なストレスがかかることは言うまでもない。
そのストレスの根本は、やはり「育児は問題なく進んで、子供が成長して当たり前だ」という思い込みにほかならない。
この思い込みから開放されるだけでも、淡々と目の前のことに取り組む推進力は向上する。
この日本という島国で守られた環境下で、多少の病気とかはあったりしても衣食住に困ることはなく暮らしている人ばかりだ。
実際のところ、育児は全然うまくいって当たり前ではない。
どうしても時間がとられる中で、「こうなれば正解」という答えを見つける難易度が高い分野でもある。
今なお、筆者も答えを見いだせずにいる。
まずは子育てがうまくいって当たり前と言う思い込みを捨てるところから始めよう
「育児はうまくできて当たり前」という思い込みを捨てきることができたら、それだけで日々のストレスというのは非常に軽減されるし、私自身もかなり軽減することができるようになったという実体験を持っている。
そして、本当にやりたいことがあるなら、「諦める」という選択肢ではなく「常にキープしておく」という選択肢をおすすめしたい。
常にやりたいことはキープしておくことで、少しスキマ時間ができたときの過ごし方は全然違ってくる。