いずれバレる副業のために絶対に準備しておくこと

副業というキーワードを単純に「お小遣い稼ぎ」で終わらせたい人にはこの記事は無縁だ。

 

この段階で他サイトに離脱してもらってかまわない。

 

そうではなく、「まだまだこれからだけど副業を将来の本業にしたい」と思える人にはとても有益な情報になるかもしれない。

 

この記事でわかること

 

  • 副業がバレたときの正しい「言い訳」
  • なぜ副業をやっているのか?の答え
  • 副業がバレたときの所属先への対処法
  • いずれバレるときのために正しい布石を打っておく方法
  • 副業を起点に所属先との新しい関係を構築する方法
  • 副業がバレても人脈を最大限に活用する方法

 

この記事の読了目安
7分

 

最初に簡単に自己紹介。
かたまりのカマタリとしてペンネームでこのyudelogを管理している。副業のメインはインターネット広告運用・サイト制作・自社EC事業・インターネットコンサルなど多岐に渡るが、毎月30万円〜100万円くらいの副業売上がある。

 

キャリアとしてはざっくり個人向けセールス、B2Bセールス、インターネットベンチャーでの広告マネージャなどを経て今に至る。

 

副業はいずれ絶対にバレる?

 

副業というのはあなたの副業が成功すれば絶対に所属している会社にバレる。
これは疑いようのない事実だ。いや、正確にはバレるというよりも、「真っ当に会社にバラせる」というのが理想ではないだろうか。
バレるほどの事業規模になっているからこそ副業はバレるのであって、副業で芽が出ないうちは、かなしいことにバレるリスクも少ない。

 

副業がバレる場合や自分からバラす場合であっても、バレた時のために事前に備えをしておくことが重要であることは言うまでもない。とはいうものの、副業そのものに専念するあまり、バレたときの対策が不十分なままになっているというのも、これまた人情ではないだろうか?いずれにしても「バレたときの対策」を怠るのは、シートベルトをつけずに高速道路を軽自動車で、時速140kmで車をずっと運転し続けているようなものなのだ。

 

副業がバレた時に絶対にやっておかなければならないことを最初に説明していこう。

 

バレた時の最初のリアクションを準備しておくのが最善

 

副業がバレた時に0.5秒以内に、上司に対して、なぜ副業やっているのかを即答できるだろうか。副業そのものが解禁されている企業はまだまだ上場企業が中心で、リソースの少ない中小企業では暗黙知で「副業ダメ」な会社が多数派である。あなたの働いている会社では副業に関する具体的な規定があるだろうか?あるいは、そういった議論がまともに議論できる環境だろうか?

 

そもそも副業がバレること以上に、「なぜ副業をやっているのか」の説明が最も重要である。では,副業がバレたときにどのような理由にするべきか?ということについて見ていこう。前提として、会社というのはそもそも、常に合理的な選択をする共同体である。

 

人それぞれの感情はあるにしても、市場原理が根底に存在し続ける限り、最終的に企業というのは必ず合理的な選択をするように設計されている。それはあたかも人間が約37兆個の細胞でできていると言っているのと同じようなものである。

 

まずは最初に素直に自分の非を認める

 

副業をやっているということが、勤め先の企業では暗黙レベルで禁止となっていたとする。そして、社内の人間に副業がバレて、噂が広まり、やがては代表者や上司に副業がバレるケースを想定してみよう。

 

呼び出されて問いただされるだろう。この場合は、最初に「大変申し訳ございません」ということを素直な姿勢でまずは謝ろう。そしてなぜ副業をしているのか?この質問が来るまでは、じっくりと待つのだ。そうすることによって、まずは相手の意思を吐き出させることで、後の話を聞いてもらいやすくする。

 

「なんでそんな副業をやってるんだ?」この質問はかならず聞かれる。その質問が来たらチャンスである、こう切り替えそう。「会社(あなたが働いている会社)のために副業をやっています」と言い切る。

 

そして、あなたの所属している会社の事業にプラスになるような答えを提示する。反対に言えば、あなたが運営している副業事業とサラリーマンとして働いている会社の事業を、あらかじめ紐付けておくということである。

 

例えばこうである。

 

勤め先:和雑貨の製造、販売業を運営している会社

 

副業:個人のEC事業

 

仮に上記のようなかたちがあるとする。和雑貨の販売は楽天やAmazonでの集客、本サイト経由で法人(ホテルやお土産店)からの問い合わせから受注、製造などを運営しているとしよう。

 

この場合、あなた自身のEC運営での副業を通して、和雑貨だったらどんな媒体に露出すべきか?どのようなクリエイティブで法人向けなのか、個人向けなのか、モール型の巨大ECで売るのか、あるいは独立型のサイトで売るのかなどを考えつつ、ECのノウハウを副業を通じて実践・提案できるだろう。このような前提があるとすると、副業の言い訳もあらかじめ立てやすいし、説得力のある説明ができる。

 

ただ、これだけではもちろん、全然不十分だ。

 

副業がバレる前の仕込みが超重要

 

単にバレた時のリアクションを考えておくというだけの話であれば、それは誰でも出来る。ここからは少し高等なテクニックを紹介する。筆者自身もやっているテクニックだ。例えば、先の和雑貨販売会社であれば、海外向けに越境EC事業を展開するという提案をあらかじめ上長に提案をしておくのである。

 

このように上司に話を振って、わざとその提案が断られるように、提案の弱点も作っておく。そのように提案をしたなら、上司の反応は主に以下の3パターンに分かれるだろう。

 

まずは結果を出してからモノを言えというようなタイプ

わかりました!と元気よく返答をしよう。これだけで既成事実を作れるので、仕込みは終了だ。

 

何かと面倒なので動きたくないという社畜タイプ

なんだかんだと理由をつけて、その事業に成長性を感じられない、人的コストがかかりすぎるなどと反論され、あなたの案が却下されたとしても、これで布石を打つのには成功しているので問題ない。

 

提案書としてまとめるように指示をするケース

非常にかんたんな提案書で問題ないので、問題ないので、作ってメールで送信しよう。もちろん目的は社内に提案をしたという「既成事実」なので、作り込む必要はない。

 

ここで重要なのはその提案が受け入れられない可能性の高さが重要であって、このことを確証して事前に準備をしておこう。提案が受け入れられないようにあえてしておくことで、後で副業がバレた時にその辻褄を合わせるための理由付けになるからである。もし社内で提案が受け入れられなかったとしたら、こちらの思うつぼである。

 

社内で提案した詳細をメモる

 

どういう内容をいつ、誰に提案して、どういう回答だったのかをメモ帳アプリに保存しておくことをおすすめする。副業がバレたときに「◯月◯日に◯◯部長にこの事業を社内提案したが、「まずは自分やってみろ。」と言われたので自分で副業というかたちで、開始した次第です!と答えれば良い。さらに「これが軌道に乗ったら会社に対して改めて再度提案をするつもりだったのです。」と即座に返答できるだろう。

 

そのようにしておくことで、あらかじめ既成の事実を作って理由づけがより的確になるようにしておく。

 

副業がバレたときのリスクを最小限にする

このように、副業がバレたときの布石を打っておくだけではまだ不十分だ。自分の身は自分で守ろう。

 

話は少し変わるが、それにしても人の恨みは本当にこわい。

 

ましてや働いている会社の面々にバレたあげく、「サラリーマン給与よりも稼いでいる」などと周知されたときには必ず良く思わない人間が現れることは想像に難くない。そのため、バレたことそのもののリスクも最小化しておくことが重要である。具体的に見ていこう。

 

副業は多くの場合、1つには限定されない。

 

副業が成功すれば成功するほど、事業が多角化するので以下のように発展していくだろう。

 

副業種類 取引先
代理店業 AAA商事
ホームページ制作 BBBコーポレーション
EC事業 個人客
WEBライティング CCC産業
ネットコンサル DDDインターナショナル

 

このように、ネットコンサル業のDDDインターナショナルとの取引のみがバレたのであれば、その事業しかやっていないと言い張ろう。こうすることによって、バレる副業案件を最小限にとどめつつ、余罪が無いということを言い切るのである。ただ、実際には「バレかた」にもよるので、いろんなケーススタディを忍ばせておこう。

 

 

副業がバレるケースのパターン

ここで、念の為副業がバレるケースの代表的なものを記載しておこう。このバレ方によって、説明する内容をしっかり作り込んでおこう。

 

  • 住民税でばれる
  • 社内の密告でバレる
  • 副業そのものを、社内関係者に目撃される
  • つい喋りすぎてバレる
  • WEBサイトの表記でバレる
  • 会社登記簿謄本の情報でバレる
  • SNSでバレる

 

所属先の会社を「取引先」に変換するのが最強

 

副業がバレたときのために布石を打っておく、これだけでもまだまだ不十分だ。副業がバレたタイミングで、勤めている会社を、自分の副業の取引先にしてしまえば良い。副業がバレるのか、自らバラすのか、によっても異なるが、副業だけで盤石な収益基盤がつくれたらなら、バレても恐れることはない。

 

もし、副業だけで十分に生活に困らない収益が確保できるレベルになっているのなら、バレたことを起点に会社と新しい関係を構築すれば良い。そもそも、あなたはサラリーマンとしてその会社で請け負っている事業と、副業の全く異なるビジネスを掛け持ちしている非常にニッチなスキルの持ち主だ。この時点で人材としての希少性は他のサラリーマンに比べてはるかに高い。

 

だから、副業が明るみに出た時点で会社にプレゼンテーションをしていこう。バレる前から、事前に社内提案資料を作っておいても良いくらいだ。例えば、サラリーマンとして持っている営業スキルと、副業として持っているプログラミングスキルを生かして、サラリーマンとして所属している会社の取引先に業務効率化のソリューションを販売する、でも良いだろう。これは持っているサラリーマンスキルと、持っている副業の掛け算分の答えがあるので非常にバリエーション豊かになる。

 

まだまだある有効な対策方法

 

もし、副業がバレたあげく、協業の交渉が決裂してしまったとしよう。それでもまだ策はある。私の立場からおすすめなのは、可能な限りサラリーマンとしての人脈は押さえておく、でありこれがポイントになる。具体的には「どこまでいっても勤めている企業との関係性を終わらせないこと」だ。少々卑怯に聞こえるだろうか。ここまできたらあなたは優秀な起業家なので、あまり手段に固執しないほうが良い。

 

副業そのものはあなた自身がオーナーであることから、副業の取引先もあなたの人脈や集客リソースに依存する。反対にサラリーマンは「サラリーマンであるからこそ関われている広い人脈」をミスミス捨てるのは非常にもったいない話である。だから、可能な限りサラリーマンの人脈リソースを温存しておくのだ。

 

具体的には、「社員としての給与を低くすることを自分から申し出て、出勤日や労働時間も短時間化することをに交渉してみる」のである。こうすることによって、副業がバレた挙げ句に所属している会社との協業もうまくいかなかったとしても、地位を温存できる可能性はある。さらに、自分の時間を副業に集中させつつ、サラリーマンとしての人脈も温存しておけるのであれば、申し分ないだろう。

 

この、サラリーマンとしての人脈も副業の有効な種になるからだ。

 

副業副業のまま終わらせたい人は少ない

 

ここまでいろいろと書いてきたが、私自身も副業が本業になりつつある今、あえてこのような記事をしたためてみた。「副業は成長すればするほど本業にしたいと思うのが人の常」ではないだろうか。一番良くないのは、「副業でまとまった収益が稼げていないのにバレること」である。

 

これはやはり避けたい。そのためにも極力短期間で副業をまとまった事業に育てていく必要があり、それは「ベンチャースピリット」と言い切ってしまって良い。冒頭にも書いたが、副業というキーワードを単純に「お小遣い稼ぎ」で終わらせたい人にはこの記事は無縁だ。自分ひとりで副業リスクを負いながら、サラリーマンとしても成果を上げ続けないと行けないのは、正直かんたんではない。

 

その中で、非常にもったいないかたちで人脈を失うのだけは絶対に避けるべきなので、そのためにこの記事を書いた。この記事が少しでも参考になれば、筆者自身のブログ更新意欲も高まるので、その際は是非Twitterでフォローなどしてもらえれば、こんなにうれしいことは無い。

https://twitter.com/slleey6

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